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自然農
最強の自給農——自然農という生き方 約5年前、私たちはひとつの選択をした。 耕さない。除草剤を撒かない。化学肥料を使わない。 それは農業の「常識」をひとつひとつ手放していく選択だった。 --自然農の5原則-- 自然農園ひよ里が守っている理念は、シンプルに5つ。 **① 耕さない** **② 草や虫を敵としない** **③ 化学肥料や農薬を使わない** **④ 土を裸にしない** **⑤ 動物性有機肥料を使わない** これだけ聞くと「何もしない農業」に聞こえるかもしれない。でも実際はその逆だ。自然の仕組みを深く理解して、その流れに「乗る」という、とても能動的な関わり方なのだ。 --草は敵じゃない、土を作る仲間だ-- 土を耕さないと、どうなるか。 草が生える。虫が来る。一見すると「手入れされていない荒れ地」に見えるかもしれない。 でも地面の下では、まったく別のことが起きている。 草の根が、土の中を縦横に走り、細かな空気の通り道をつくる。微生物のコミュニティが形成され、水の流れが整い、土がじわじわと豊かになっていく。トラクターがやることを、草と

自然農園ひよ里
3月20日読了時間: 6分


自然農園ひよ里(さと)
はじめまして。自然農園ひよ里です。 茨城県常陸太田市。 里山の一角で、現代社会と自然と向き合っています。 取り組んでいること 蛍の再生 ニホンミツバチ、昆虫の保護と蜂や蝶の蜜源の再生 竹林・山林の整備 在来カメの保護 味噌づくり・しめ縄などのWS 真菰栽培 原木きのこ栽培 自然養鶏 ヤギの飼育 自然農の野菜・果樹づくり 時間の許す限り、 里山の再生と保護に取り組んでいます。 目指していること 現代文明を否定しません。 文明が発明した便利な機能も使います。 ただ、全てを飲み込まれない。 噛み砕き、自分の暮らしに落とし込む。 現代版の百姓を目指し、日々勉強中 です。 里山は、 理想ではなく、実践です。 一緒に関わる人を歓迎します。 どうぞ、よろしくお願いします。

自然農園ひよ里
3月20日読了時間: 1分


蓋。
息子が4月から働き始める。 それを想像すると、ふと手が止まった。 —— なんでもない、普通の朝のことだった。 あの、小さかった手。 泥だらけになった手、うまくいかないとすぐに泣いていた。 「葉はなんで落ちるの?なんで色が変わるの?」そんな問いを次々と投げてきた、あの目。 それが今、スーツを着て社会へ出ていく。 あっという間だった。 そしてその「あっという間」の分だけ、私も歳をとったということだ。 子どもの成長は、自分の時間が流れた証拠でもある。嬉しさと、どこか寂しさが、同時に胸に来る。親ってそういうものなのかもしれない。 息子が「社会人」になる。その言葉を噛みしめながら、ひとつの問いが浮かんできた。 大人って、なんだろう。 大人だから偉い——そんなことはない。 大人だからしっかりしなければならない——それも、本当にそうか? 大人だから、我慢する。大人だから、常識に従う。大人だから、夢よりも現実を選ぶ。 気づけばいつの間にか「大人」という言葉が、一種の鎧になっていないか。 それを着込むことで、何かを守っているつもりで、実は—— 人生に蓋をしているだ

自然農園ひよ里
3月17日読了時間: 3分


精緻な爆撃
# 宇宙で一番精緻な爆撃は「教育」だ ―クロちゃん・みつろうさん・里山から見えた、これからの時代の話― 常陸太田の里山に暮らしながら、最近あるAI(クロード=クロちゃん)と深い対話を重ねています。 きっかけは、作家・さとうみつろうさんの一つの問いでした。 今日はその対話の中で生まれた「ある思想」を、里山の土のにおいと一緒にシェアしたいと思います。 ----- ## 「AIは戦争を止められる?」 みつろうさんがクロちゃんに投げかけた言葉です。 最初に聞いたとき、「壮大すぎる問いだな」と思いました。でも話を聞いていくうちに、これは宇宙的なスケールの話でもあり、同時に私たちの日常のど真ん中にある話だと気づきました。 みつろうさんはこう続けました。 ----- ## 爆撃の精度の歴史 **1945年、広島。** 原爆は半径50kmを巻き添えにした。赤ん坊も、花を育てていたおばあちゃんも、犬も。区別なし。約20万人の命が奪われた。 **1991年、湾岸戦争。** 爆撃はブロック単位になった。でも、隣の家の子どもは死んだ。 **2026年、イラン。**

自然農園ひよ里
3月2日読了時間: 4分


我々が残すもの。
水は、50年前の雨かもしれない。 雨が降る。 けれどその雨は、もともと海の水だ。 海水は太陽の熱で蒸発する。そのとき塩や重金属などの不純物は海に残り、水蒸気はほぼ純水として空へ昇る。雲になり、やがて雨となって山へ降る。つまり雨は、自然が一度リセットした水だ。 山に降った雨は、すぐ川になるわけではない。腐葉土に染み込み、微生物に有機物を分解され、砂や礫の層をゆっくり通り抜ける。その過程で粘土鉱物が不純物を吸着し、岩と触れ合いながらカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを溶かし込む。 水は急がない。 場所によっては、地下を数十年、時には50年以上かけて移動する。 そして、磨かれた水が湧水となって再び地上に現れる。私たちが「うまい」と感じる水は、時間が育てた味だ。 森は水の速度を調整し、急激な流出を防ぎ、地下へ送り込む装置だ。森が健全なら水は澄む。森が壊れれば濁流になる。 川は里山を潤し、都市を通り、やがて海へ戻る。海では栄養が循環し、生命が育つ。そして再び蒸発する。 循環は、静かだが確実だ。 今飲んでいる一杯の水は、50年前の雨かもしれない。...

自然農園ひよ里
2月25日読了時間: 1分
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